夕べは真夜中に帰ってきたので、今日は多少寝不足気味。ゆっくり眠っていたかったが、今日は朝一でホテルを変えなければならなかったのだ。たしか今日までしか部屋が空いてなかったか何かで、最初から今日の朝出る約束をしていたのだ。
出るといっても私たちが滞在していた上の階も別のホテルが入っており、そこに移動するだけだったが。荷物を担ぎ、階段を昇り、えっちらおっちら移動。朝早かったためか、移動先のホテルの方はまだ部屋の準備ができていなかったため、荷物だけを預けて私たちはすぐに出かけてしまった。
プエルタ・デル・ソルの近くのカフェで、トーストとコーヒーの朝食をとった。こんなシンプルな朝食でも、やっぱりおいしい^^
朝食後、今日はあの有名なプラド美術館へ行くことにした。この旅行記を書いている今は2006年の秋だが、たしか今年は日本にもこのプラド美術館が来ていたような気がする。スペインが誇る大きな美術館だ。なんでも絵画館としては、世界一を誇るということで、プラド美術館が保有する絵画作品は、8000点を超えるのだという。とにかく、ヨーロッパの有名な国にありがちな、巨大で偉大な美術館の一つだろう。
巨大なヨーロッパの美術館にありがちな、やはりプラド美術館をゆっくり鑑賞するには、1日では足りないくらいだ。でも明日には私たちは日本に帰らなければならないので、今日駆け足で自分の見たい作品を中心に見てまわることにした。
私はそれほど美術や絵画に詳しいわけではないが、何度も言うように高校生の頃世界史が大好きで本気で勉強していた頃、美術や絵画に興味を持ちいくらかは知っていたので、その時の名残もあり、このプラド美術館に来ることを楽しみにしていた。
エル・グレコやゴヤ、ベラスケスなどの有名な絵画がたくさんあるので、それらを中心に私は見て回ることにした。Mちゃんとは13時30分に出口で出会うことにして、今日もここからは別行動。
ガイドブックに簡単なプラド美術館の地図が載っており、“スペイン絵画”、“イタリア絵画”、“オランダ絵画”などと色分けされているのだが、案の定途中でわからなくなってしまい、けっこうウロウロと無駄な動きもしてしまった。
最初は自分が見たい絵画だけを見て回るつもりだったが、ウロウロしたお陰で彫刻なども見ることができ、思った以上の彫刻の素晴らしさに足を止め、じっくり見てしまったりしたため思わぬところで時間をとられたりもした。
結局最後は時間がなくなり、本当に駆け足で自分の見たい絵を探すはめになってしまったが、見たかったリューベンスやベラスケス、ゴヤなどの絵が見られ、ゆっくり堪能することはできなかったものの、スペインに来てプラド美術館まで足を運んだ甲斐があったとつくづく思うことができた。
その後数年してから、新婚旅行でイタリアを訪れた時にもヴァチカン美術館へ行き、その時もつくづく思ったが、やはり本場の美術館で鑑賞できる機会があるなら、そのほうが良いということだ。
有名な美術館の作品は、時々日本にも来て美術展を開いてくれるが、本場の美術館では建物だけでも鑑賞する価値があるすごいところで、贅沢なくらいふんだんに展示されている作品を鑑賞するのとでは、気分やスケールが違うと思うのだ。
もちろん、本場に行って鑑賞できる環境にある人ばかりではないので、日本に来てくれるのもありがたいし、作品の価値が落ちるわけでもないので、それでも十分楽しむことができるが、本場の素晴らしい美術館に行くと日本では味わうことのできない何かがあることだけは間違いないだろう。
約半日の鑑賞だけでは、プラド美術館の全てはとてもじゃないけど味わえなかった。1日かけたいところだったけど、私にはもう一つどうしても行ってみたい美術館があったので、Mちゃんと落ち合い、そちらの美術館に向かうことにした。
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