アンダルシア一の都会であるセビーリャにゆっくりすることもなく、私たちは今日もスペインの町を駆け抜けていく。今日はセビーリャ9時発のバスに乗って、アルヘシラスという町に向かって出発した。美しいセビーリャの町、いつか戻ってきてゆっくり堪能するから待っててね、という思いでセビーリャを離れた(いまだに実現できていないが・・・)。
アルヘシラスは、ジブラルタル海峡のところにある港町だ。ということは、アルヘシラスの対岸は、アフリカ大陸である。そうなのだ、ここまで来たらもうアフリカは目の前なのである。
スペインのアンダルシア地方からはモロッコの町がとても近いのだ。日帰りもできるほどらしい。たしかに地図で見ると、ジブラルタル海峡を挟んで、アフリカのモロッコは目と鼻の先というほど近い。私たちはアルヘシラスから海を渡ってすぐのところにある、モロッコのタンジェという港町を目指していたのだ。
セビーリャで朝9時発のアルヘシラス行きのバスに乗ったはいいが、途中で自分が今どの辺にいるのかさっぱりわからなくなってしまった。ポルトガルでのバスの移動のように、自分の目的地が終点だった場合はいいのだが、もし終点でなかったらえらいことである。アルヘシラスまで無事にたどり着くか心配になったので、途中で運転手さんに聞きにバスの前の方に行った。
するとバスの前の方の席に、日本人の若いカップルが乗っていることに気づいた。彼らも私たちと同じ様に、アルヘシラスまで行き、そこからモロッコに渡る予定だという。しかも彼らは、イギリスに留学中で夏休みの旅行でこちらまで来ているらしく、英語も私にくらべもちろん達者である^^彼らにこのままバスに乗っていていいのか確認し、安心してバスの旅を続けることができた。
こうしてセビーリャから約3時間ほどで港町アルヘシラスにたどり着いた。アルヘシラスは、8世紀から14世紀までアラブ人の支配下にあったらしく、町の名前もアラブ語に由来しているらしい。なるほどアフリカに近い港町であり、しかも昔アラブの支配下に置かれていただけあって、なんとなくエキゾチックな感じのする町である。もうモロッコを目の前としているのもあり、とてもわくわくしてきた^^それにやっぱり港町っていい!なんだか未知の世界に通じている気がして、ドキドキする私であった。
船に乗る前に、日本人カップルのお2人と私たち4人で一緒に昼食をとることにした。彼らは私たちよりも若く、たしか20歳そこそこくらいだったような気がする。イギリスのロンドンからバスに乗ってスペインまで来ているらしい。さすが若者。ロンドンからスペインまでバスでずっと来るなんて体力がある。ロンドンの話などを色々聞かせてもらい、楽しいひと時を過ごすことができた。
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