朝、7時ちょっと前に起床。昨日と同様に晴れていると思いながら窓を開けたら、寒々とした曇り空でがっかりしてしまった。でも、せっかく早く起きたのだから、予定通り今日はちょっと遠出して、ロカ岬というところまで行くことにした。
ロカ岬は、リスボンから真っ直ぐ西に向かったところにある岬で、ここがユーラシア大陸の西の果てになるところなのだ。私たちは、ユーラシア大陸の東側にある小さな島からはるばるヨーロッパまでやってきた。ついでだから、このユーラシア大陸の西側の突端にあるこの岬に、ぜひとも足を伸ばしてみたかったのだ。ここまで行けば、「思えば遠くへ来たもんだ」と一層の感慨がわくに違いない。
ロカ岬へは、シントラまたはカスカイスという町まで行き、そこからバスに乗ってさらに向かわなければならない。私たちは世界遺産にも登録されている町であるシントラを経由して、ロカ岬へ向かうことにした。
シントラへは、リスボンから列車で行ける。鉄道のロシオ駅からは15分おきに列車が出ており、45分くらいで着くという。こうして私たちは朝、ロシオ駅に向かった。宿からはすぐだったので、とても便利^^
ロシオ駅に行き、乗るべき列車もすぐわかり、7時37分発の列車に乗ることができた。シントラへは、8時20分頃到着。シントラの町は、小高い山がそびえており、かわいらしい田舎町といった感じの小さな町だった。リスボンにくらべ、空気も清涼のような気がした。
駅のつくりも小さくてかわいらしいものだった。駅の外には、インフォメーションオフィスがあり、駅前には細い道路をはさんで目の前に数件のレストランやカフェがあるくらいで、観光地のわりにはそれほど賑やかでもなくこじんまりした町であった。バス停も駅の前の道にあり、ここからシントラの町をめぐるバスやロカ岬行きへのバスが出ている。
インフォメーションのオフィスで確認したら、ロカ岬行きのバスは9時までないということだったので、近くのカフェで簡単に腹ごしらえすることにした。
カフェのショーウインドウには、エッグタルトみたいなタルトやパンが数種類並んでいた。ポルトガルといえばエッグタルトで有名なので、エッグタルトみたいな形をしたタルトとビッカ(ポルトガルのエスプレッソ)を頼んだ。お店のおじさんは、とてもにこやかで感じのいい人だ。
エッグタルトみたいなものは、中身がエッグタルトのようにクリームがどろりとしたものではなく、ケーキみたいな生地でできていたので、もしかしたらエッグタルトではなかったのかもしれない(それともエッグタルトの一種か?)。濃厚な甘さで、おいしかったけど、1つ食べ終わるころには少々うんざりしてしまうほどの甘さだった。でも、朝食をまだ食べていなかった身にはちょうど良かったかもしれない。
カフェでビッカとケーキでのんびりくつろいでいたら、あやうくロカ岬行きのバスに乗り遅れるところだった。慌てて駆けつけたら、とても優しい運転手さんだったので先に行ってしまうこともなく待ってくれ、幸いにも乗り込むことができた。
シントラからロカ岬までは、だいたい40分くらいで着くらしい。ロカ岬へ向かうバスからの景色は、とても美しかった。シントラのあたりは山が多い地形なのか、緑の多い山道をバスは走っていくような感じだ。穏やかで美しい景色に、何だかホッとしたのだ(私が田舎育ちだからか)。
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