夕べクラブに飲みに行った後、川平慈英似のお兄さんと遅くまで話していたため、起きるのが辛かった。もしかしたら、辛いのは寝不足のためだけではなく、ラーゴスの町を離れる寂しさもちょっとはあったのかもしれない。
けれど、これから私たちにはモロッコとスペインまで行くという目的がある。眠い目をこすり準備をして、8時30分ラーゴス発ファーロ行きのバスに乗るため宿を出た。ファーロという町もやはりアルガルヴェ地方のリゾート地で、国際線の空港もあるなかなか発展した町らしい。しかし私たちはここに滞在するのではなく、ここでさらにバスを乗り換え、タヴィラという町を目指して進むのだ。タヴィラまで行けば、だいぶスペイン国境に近くなるのだ。
8時30分のバスに無事に乗り込み、安心したところで前日スーパーマーケットで買っておいたワッフルを食べようとした。しかしよく見てみると、古くなってカビが生えていることに気がついた。私たちは食べる前に気づいたから良かったものの、近くに座っている白人のおばさんの旅行者にもいくつか分けていたので、慌ててしまった。
おばさんに慌てて「カビが生えているから食べないで!」と言うと、そのおばさんは怒るでもなく親切に私たちにチョコレートを代わりに分けてくれた。幸いこのチョコレートが朝ご飯代わりとなったのであった。
私はこんなことたいした事件ではないのだが、相棒のMちゃんは普段このようなハードな旅行などしたことがないため、めっぽうまいっている。そりゃそうだ、普段ツアー旅行しかしてなかったら、朝ご飯だって移動だって至れり尽くせりだしね。私に引っ張りまわされ、すべて自分たちで用意し手配していくこの旅に、もうこの頃にはうんざりしていたのかもしれない。
さて、40分くらいでファーロの町に着き、タヴィラ行きのバスがすぐあったのでそのまま乗ってしまった。しかし、タヴィラの町は終点かと思っていたら、どうやらそうではないらしい。どこで降りていいのかわからず困っていると、近くに座っている親切なポルトガル人のカップルが、私たちが降りるまで気にかけてくれ、無事にタヴィラまで行き着くことができた。ポルトガルの人は、困っている人がいるととても親切に面倒をみてくれる。本当にありがたい。
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