ロンダはとても小さな田舎町なのだが、町を二つに隔てる深い渓谷にかかるヌエボ橋が有名なのだ。切り立った崖をつなぐ、石でできた古くて趣のある橋は、アンダルシアらしい白壁の家々が並ぶかわいらしい町並みをより一層引き立てている。
モロッコからスペインに入り、アンダルシアの町々を通り抜けながらマドリッドまで行くと決めた今回の旅行において、ガイドブックに載っているロンダの写真を見かけ、この町にも寄ってみようと思ったのだ。とにかく、ロンダにしろ、他の小さな町にしろ、アンダルシア地方にはとても魅力的な町が多いのだ。まるで観光の宝庫だ。
私たちは、夜にロンダに着いたのだが、小さくてかわいらしいロンダの町を私はすぐに気に入ってしまった。駅の目の前にある、“アンダルシア”というホテルをガイドブックでチェックしておいたので、すぐにそのホテルへ向かった。
あいにく部屋は空いていなかった。仕方ないので重い荷物を背負い、賑やかな通りのほうへ歩いていった。ロンダの情報は、ガイドブックにはほんの数ページしか載っていなく、ホテルの情報もかなり少なかった。
ガイドブックに載っているホテルの中で、一番安いホテルがアンダルシアだったのだが、あいにくそれがダメだった。あとは適当に歩き、目に入ったホテルに寄ってみることにした。
やっと一軒のホテルの看板が目に入った。そこで空き室の有無と値段を聞いてみると、私たちにとってはとても高い値段だった(いくらか忘れたが)。これからまだ旅行は続くので、とても泊まれる値段ではなかった。でも幸いなことに、ホテルのお兄さんが私たちむきの安いホテルを紹介してくれた。しかもそのホテルから近かったので、すぐに向かってみた。
そのホテルは、“サンフランシスコ”というホテルだった。とてもかわいらしいホテルで、部屋もすごくきれいだった。なのに1泊2人で4000ペセタ(約3500円)だという。即決した。夜遅く着いたけど、運がいいことに良いホテルが案外すぐに見つかった。安心して荷物を置き、夜の町に散歩に出かけた。
ロンダも、スペインやヨーロッパの多くの古い町と同じく、旧市街と新市街に分かれている。駅やバス停があるほうが新市街で、有名なヌエボ橋をはさんで向こう側が旧市街になるのだ。ほとんどのホテルは新市街にあるらしく、私たちのホテルも新市街にあった。
新市街・旧市街と分かれているが、ロンダの町はとても小さいので、すぐに町中歩き回れてしまうのではないかというような感じだ。ホテルの近くから旧市街の夜景が見えた。明日明るくなったらヌエボ橋に行き、それから旧市街のほうにも行ってみよう。
新市街のにぎやかな通りをブラブラし、ちょっとした広場みたいなところまで行ってみた。夏の夜だったからか、小さい町のわりには人の通りもまだまだあった。私たちはその辺の静かそうなバルに入り、遅い夕食をとることにした。
私はスペインオムレツとサラダ、それに久しぶりのビールも飲んだ。考えてみたらモロッコはイスラム教の国だったし、私が体を壊したこともあり、ここ何日かビールなんて飲んでいなかったのだ。
ビールとご飯がお腹にしみわたるようにおいしく感じた。やっぱり旅にビールはかかせない^^体の調子が良くなってよかった♪でもこれからはあまり無理せず、食べすぎ飲みすぎだけはしないようにしないと、と自分に言い聞かせるのであった。
ロンダはとてもこじんまりしていて、美しい町だ。それに私たちが滞在しているホテルも清潔だしかわいらしく、なかなか居心地が良い。ロンダには1泊の予定だが、やはりここでも1泊で去ってしまうのはもったいないような気がするのであった。
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