今日はマドリッドから日帰りで行ける、トレドという古都に行くことにした。トレドにはマドリッドから70�劼�らい南に位置し、バスで1時間くらいで行けるのだ。バスも30分おきくらいに出ているので、なかなか気軽に行ける。日帰りで遊びに行くにはちょうど良いところだろう。
トレドの歴史も古く、イスラム教徒が支配していた時期も長かったが、キリスト教徒による国土回復戦争でキリスト教徒に奪回されると、その後しばらくは首都として栄えた町なのである。
現在では小さなこじんまりとした町で、人口もそれほど多くないが、その歴史的背景からもわかるようになかなか見どころの多い、趣のある町なのである。観光名所ももちろん多いのだろうが、町自体散策するのが楽しそうなところだ。
古い建物も多く残っており、町中の道は車一台がやっと通れる道がほとんどのこと。中世の町並みが残っているようなところであり、そんなところに憧れをもっている私は、トレドの町を散策するのをとても楽しみにしていた。
10時のバスに乗り、トレドに向かった。約1時間半くらいかかりトレドに着いたが、行きのバスではほとんど眠ってしまい、周りの景色を見た覚えがほとんどない。残念なことをした。
バスはトレドの繁華街から少し離れたところに泊まった。そのバス停の近くのカフェで、簡単な朝食を相棒のMちゃんと食べ、そこから別行動することにした。夕方の4時にここで会う約束をし、それぞれ町を気ままに楽しむことにしたのだ。
トレドの町は、タホ川という川にぐるりと囲まれている小高い丘の上にあるといった感じの町だった。私たちが降りたバスターミナルは、トレドの古い町並みの外にあり、バスターミナルから少し歩き、城壁にあるビサグラ新門をくぐって古くて迷路のような町並みの中に入っていくといった感じであった。

ビサグラ新門の前にはちょうどよくインフォメーションオフィスがあり、そこで町の地図をもらって散策を開始した。
ギリシャのミコノス島のミコノスタウンも小さな家々が立ち並び、細い路地があちこち走っている迷路の町であったが、同じ迷路のような町でもやはりトレドは地中海の島の町とはまったく違うものであった。

もちろん歴史的背景がまったく違うので当然かもしれないが、ミコノスタウンが白い迷路の町だとしたら、トレドは茶色の迷路の町だった。イスラム文化なくしては語れないというこの町は、今まで見てきたアンダルシアの町々とはまた違った落ち着いた雰囲気を醸し出している町であった。
私が行ったこの日は、とにかく暑い日だった。町の中に入ってすぐ、たいして歩いてもいないうちから暑さでふらふらになりそうだったので、すぐにミネラルウオーターを買い、水分補給。こんな調子で歩いていたら、見たいものも見ないうちに体力を消耗してしまうので、見たいところを絞り込んで歩くことにした。
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