テージョ川河畔にあるこれらの観光スポットを見たので、今度はテージョ川のところから少し内部に入ったところにある、ジェロニモス修道院の見学をすることにした。
ジェロニモス修道院は、エンリケ王子がヴァスコ・ダ・ガマの世界一周を記念して建てた礼拝堂の跡地に、マヌエル1世という人が16世紀初めに建造した修道院らしい。とにかくこの修道院、見た目がものすごく美しい。修道院の前を走っている道路からこの修道院を眺めると、蒼い空に白い石造りの大きな修道院が、まぶしいくらい美しく見えた。「さすが世界遺産!」といった感じの威厳まで感じた。
この修道院に入ってすぐ右手のところに、聖母マリア教会があるが、そこにヴァスコ・ダ・ガマとポルトガル最大の詩人のカモンエスの石棺がある。
石棺はどちらがどちらのものかよくわからなかったが、とても立派で大きなものだった。カモンエスなる人が、どんなにすごい人かはよく知らないのだが(ポルトガルに行くまでこの名前を知らなかった^^;)、ヴァスコ・ダ・ガマなら歴史の授業で出てきた名前なので、とても馴染みがある。
ガマという名前がとても変わっていたし、当時私の学校の先生でガマ蛙みたいな顔をしているからと、「ガマ」というあだ名で呼ばれていた先生がいたこともあり、強烈に覚えていたのだ(だからヴァスコ・ダ・ガマというとその先生の顔を思い出す)。
だから、このポルトガルまではるばる来て、自分の知っている歴史上の人物の石棺を見たときは、少なからずの感慨を覚えた。わかるものが1つでもあると、観光スポットをより楽しめるものである。
この聖母マリア教会の内部も天井が高く、ステンドグラスなどが美しい教会であったが、修道院の建物もとても美しいものだった。建物はとても重厚な石造りで、威圧感さえあるような感じがした。
この修道院の中で一番美しいと言われているのが、1辺35mの回廊を持つ中庭だという。たしかに回廊部分が細かく装飾された古いが豪華な石造りで、中庭の緑と四角い空からは夏の真青な空が見え、より回廊が美しく見えた。
修道院の見学を終え外に出てきて、近くにあるおしゃれなレストランで食事をすることにした。オープンテラスのあるきれいなレストラン。値段はまずまずしたが、きれいな修道院を見たあとなので、ちょっと気分が高揚していたのかもしれない。味もまあまあのおいしさだった。
そしてまた市電に乗ってコメルシオ広場まで帰り、そのままコメルシオ広場にあるフェリー乗り場からフェリーに乗って、テージョ川対岸の町まで遊びに行くことにした。
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