今朝は朝からロンダの町を散策するため、7時30分頃起きて用意を始めた。相棒のMちゃんは、夕べほとんど眠れなかったみたいで、起きるのが辛そうだ。長い旅行、しかもMちゃんは始めての個人旅行で、疲れ果ててきたのかもしれない。無理はしないようホテルで休んでてもらうことにした。
というわけで、私一人で出発!!とりあえず旧市街の方へ向かって歩き出した。私たちが泊まっている新市街と旧市街は、グアダレビン川によって刻まれた深い渓谷によって分けられている。そしてそこにかかるヌエボ橋というのが、ロンダの町を有名にしているのだ。
ヌエボ橋の他にも、新市街と旧市街の間には2つの橋が架かっており、アラブ橋、ローマ橋というのがあるらしい。私は地図など見ないで適当に歩いて、旧市街と思われるほうに向かって歩いて行った。当然ヌエボ橋を渡れるものかと思っていたら、どうやら一番はしっこにあるローマ橋を渡ってしまったらしい。いつのまにか旧市街の方へ来てしまっていた。
というわけで、もう一度ヌエボ橋を渡るべく、戻ることにした。旧市街の町の真ん中のほうへ戻り、そこからまた新市街の方を目指した。すると、なにしろ小さい町なので、今度はすぐにヌエボ橋に出られ、ようやくヌエボ橋を渡ることができた。
深い渓谷に架けられた橋だけあって、橋の上から見た景色はすごかった。下を見るととても高く、怖いくらいだ。それに遠くに見える景色は、スペインの田舎の平和でまるで絵みたいに美しい景色だ。やはりこういう美しい景色を見ただけで、本当に旅行して良かったとつくづく思う。ガイドブックの写真や人の写真でも楽しめるけど、やはり自分自身がそこへ行き、その町の空気や匂いを感じながら自分自身の目で見るのとはまったくもって次元が違うのだ。
やはり旅というのは、全身で感じるものなのだなーって思う。言葉ではうまく人に言い表せないけど、五感を通してものすごい刺激を全身に受けるものなのだ。おいしい食べ物や人との触れ合いに限らず、ちょっとした町の雑踏や匂いだったり、風だったり、町角で流れる音楽だったり・・・。これらが全て私の中に入ってくるのだ。一つ一つの旅すべてに、このような体験がある。そうして私の人生はまた、この旅の分だけ深くなるような気がするのだ。
このヌエボ橋の上から見る景色も素晴らしいものだが、やはりロンダの町の風景として有名なのは、この渓谷に架かるヌエボ橋の全景だ。自分がこの橋の上にいたら、その様子がわかるはずもないので、今度は場所を変えて、私も橋の全景を拝んでみることにした。
ガイドブックに、ロンダの渓谷を下から眺めるのに良い場所が記されていたので、私もそこへ行ってみることにした。
「旧市街を抜けて、左手にカーブした道をさらに下へ下るLos Molinos通りを散歩するとよい」と書いてあったので、その通りに進んでみた。とにかく深い渓谷なので、旧市街を抜けて、崖の下へ下へと道は続いていった。
朝早かったためか、渓谷の下へと続く道は、ほとんど人がいなかった。田舎の牧歌的な道をきままに下りていった。このような道を散歩するのは楽しいが、かなり急な坂だ。帰りが思いやられる・・・と思ったが、やはりロンダの象徴でもあるようなヌエボ橋をぜひ下から見たい気持ちが強かったので、そのまま進むことにした。
そしてやっとヌエボ橋を下から眺められるところまでたどり着いた。やはり写真で見るよりも間近で生で見る橋は美しいと感じたし、それに何よりロンダの町自体が凄いところにあるんだなっていうのがよーくわかった。橋の両側とも切り立った崖であり、その上に町がちょこんと乗っかっているという感じ。町をまた違う角度から見られて良かったと思った。
少しの間この渓谷の谷間で一休みしたあと、重い腰を持ち上げ上に戻ることにした。やはり来る時に思った通り、登るのはかなり大変だった^^;急な下り坂は足に負担がかかるものの、けっこう早く降りられる。でもその分、登りには時間がかかった。元々普段からスポーツで体を鍛えているようなタイプではないので、汗びっしょりになり、フゥフゥ言いながら、やっとの思いで町にたどり着いたのだった。
その後は新市街へ戻り、夕べ遅い夕食をとったお店の近くで、朝食を軽くとり、Mちゃんの待つ宿へ戻った。
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